カリフォルニアって湿度も低く、日本のように梅雨の湿気で衣服に虫食いが!って言うのも少ないと思います。
が 、コートとかそういった類の物に限らず、家で洗えないような物はちゃんとクリーニング屋に持っていった方が良いですよ!
ってことで今日はアメリカのクリーニング屋について紹介します。
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アメリカのクリーニング屋
アメリカでは日本で言うクリーニング屋の事を「ドライ・クリーニング(Dry Cleaning)」と呼びます(水を使わず石油系のウォッシング液で洗うのでこう呼ばれています)。
なので、「クローズをウォッシングするところ」とか、「プロがランドリーしてくれるところ」って言うんじゃなく、ドライクリーニングと言うと簡単に通じます。
質
お店によって質はバラバラです。
具体的にどんな失敗があるかと言うと、ズボンのラインがずれて2重(スーツのズボンの中心にあるライン)についていたり、 ワイシャツもせっかくクリーニングに出したのにクリーニングの袋の中でよじれていたりします。 ちなみに、ズボンのラインは英語で「Center Crease(センタークリース)」と呼びます。
この辺はイラっとする程度で収まりますが、適当にお店を選ぶとリブが伸びていたり、割れやすい貝ボタンだと欠けてしまったり、服にダメージが!なんて事もあると思います。
ま、普通に普通にクリーニングできるお店もあるので心配しないでください(笑)
価格
アメリカってこういうサービスが割高なんですよね。
日本の様にワイシャツだけ安価でできるお店もありますが、ちょっと僕が利用してきた中での相場観を書いてみます。
- Yシャツ・ドレスシャツ・ブラウス系:$5~6
- 女性のドレス:$11~12
- 男性のスーツ:$13~15
- ジャケット:$7~8
- コート:$15
- ズボン・セーター:$6~7
- ネクタイ・スカーフ:$5~7
あくまでも目安なので、お店によって数ドルの違いは出てきます。 で、基本的に前払いシステムです。
仕上がり期間
仕上がりは2~4日くらいでできます。
だいたいのお店では、決まった時間にドライクリーニングの回収業者が来て、地域の大きなクリーニング工場で洗濯され、それが同じような期間で店舗に配達されるというサイクルです。
その為、店舗によって仕上がりまでの期間に大きな差はりません。
これは、ドライクリーニングに伴う火災のリスク等から、店舗が独自でクリーニングを行うお店が殆ど無いからです。
で、近隣の同じ業者が回収しに来て同じ工場で洗うのにお店によって質の違いが出てきてしまうのは、プレスとかの仕上げを店舗で行ってるからです(ドライクリーニング店で働いたことないので、あくまでも僕の見た感じですが、たいていプレスマシンがあって、店舗で仕上げられている印象です)。
選び方
僕は完全にYelp頼りです。
Yelpで評価の高いお店や、僕がクリーニングしたいものと同じような物をクリーニングしている人の仕上がりを見てクリーニング屋を決めています。
で、満足できるクオリティーのお店もいくつかあったのですが、今のところはまだ1つのお店に落ち着いていない状況です。
「質」の項目で書きましたが、ハズレ店が存在するので、口コミや仕上がりの写真で質を見極めるのは大切です。
高価なものはいきなり初めてのお店に任せるのはリスクが高いので、何回か行って質&店員の対応を見てからの方が良いです。
で、行ってみた
で、今回もまたYelpを見てアナハイムにあるクリーニング屋に行ってみました。今回は妻のドレス2つと普通のコート2つです。
メキシカン系のファミリービジネス的なクリーニング店で、受付のママは英語がわからないらしく、小学生ぐらいの男の子(息子?)が通訳してくれます(笑)
南カリフォルニアだとたまにこうい事あります。
ちょっと心配でしたが、翌々日の午後5時にはしっかりと仕上がっており、不満は一切なかったです。
今回行ったお店
- Costa’s Cleaners
- 1216 S Dale Ave, Anaheim, CA 92804
行く際の心得
洗濯の選択
日本で僕の行っていたクリーニング屋ではなかったサービスですが、アメリカのクリーニング屋はランドリーサービス(普通の洗濯をしてくれる)も行っているお店があります(結構多いです)。お店でクリーニングをお願いする時は、一応「ドライクリーニング」と言った方が良いです。
ロストアイテム防止
コートとかだと、メインのベルト以外に袖に取り外しのできるベルト(スリーブストラップ)が付いていたり、肩に変な飾り(エレポット)が付いていたりします。
僕はこういったアイテムは紛失防止のため、取り外してクリーニングに出します。アメリカあるあるだと思うのですが、紛失しても悪びれることなく「え?」みたいな対応されると、僕は激高してしまうので(笑)。
事前に細かいオーダー
僕が主に注意するのは2つです。
先ほど説明したズボンのライン(クリース)とか、ラインの無いものにラインがプレスされていたり、その逆があったりもするので、その辺は受付時に念を押しています。
あと、スーツやジャケットも、段返りの3つボタンは注意したほうが良いです。
そもそも「段返りの3つボタン」ってなんだよって感じかもですが、ボタンは3つボタンの形なんですが、2つボタンの位置でラペルを返すものです。一応ブルックスブラザーズから始まったアメリカ発の形のようですが、何も言わないと普通に3つボタンの位置でラペルを折り返されます。
ちなみに、「段返り」は英語で「3-roll-2(スリーロールトゥー)」とか、「Sack Jacket(サック・ジャケット)」とか言うのですが、店員によっては通じない場合もあるので、受付時にジャケットそのものを見ながら認識してもらうと良いです。
後書き
僕は日本にいた頃はコットン100%のシャツが好きで、 毎週一週間分の仕事で着たシャツとかをクリーニング屋に持っていってました。本当にほぼ毎週です。
コットンでも形態記憶のシャツもありますが、やっぱりクリーニング屋で洗ってもらうとピシッとした感じになるので全然違います。
って、今は適当で、なんも気にしませんが(笑)
アメリカだとスーツとか冬のコートとか着る機会も少ないと思いますが、夏の就活で汗をかいたスーツとかめんどくさがらずにクリーニングに行ってみてください。