うちはごく普通の一般家庭で、毎月数十ドル払ってペストコントロールをしています。ペストコントロールとは、害虫が発生しないように定期的に薬をまいてもらうことです。
しかし、先日、キッチンに蟻が大量発生し、どうしようもない状態になりました。
そこで、自分でも色々と蟻の対処をしてみたのでその時の対処法を紹介します。
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ペストコントロールはダメなの?
ペストコントロールの会社は電話すればすぐ来てくれます。そして、僕の申し込んでいるプランだと、基本的には無料で対応してくれます。
今回来てくれた時は、蟻の発生したところに向けてシューっとスプレーをしてそれで終了でした。その際、蟻駆除用のBait(ベイト・蟻がえさを巣に持ち帰って巣ごと蟻を駆除するアイテム)を置いて行ってくれました。
その場にいる蟻を駆除するのがメインで、ここからが蟻との本当の戦いになりました(笑)
その後自分でいろいろ調べて蟻を駆除した方法を紹介します。
自分でできる駆除方法
まず、日本の商品で良く効くというベイトの成分表を見て、ホウ酸が蟻の駆除に効くという情報を得ました。蟻はホウ酸を巣に持ち帰り巣ごと駆除できるそうです。
そして、ホウ酸は英語で「Boric Acid」。この時勝利を確信し、Boric Acidの入ったベイトを探しました。しかし、Boric Acidの入ったものは、2リットルくらいの容器にポンプがついているもので、直接蟻の巣に散布するものしかなかったです。
とりあえずホームデポで購入し、散布。もちろん蟻は一瞬にして死にます。しかし、巣が特定できていないので、何の意味もなく、この作戦はあきらめました。
その場の蟻の駆除方法
いきなり蟻が大量発生し、そこにいる蟻を駆除する時にはWindex(窓クリーナー)や食器洗い用の中性洗剤が便利です。害虫駆除用の変な薬品が入っていないであろうという安心感があります。
スプレーで散布したり、ペーパータオルに洗剤を含ませたもので拭き取ったりするとさっときれいにできます(蟻は一瞬で死にます)。
なぜWindexや中性洗剤で蟻は死ぬのだろうと調べたところ、蟻の呼吸口は油で保護されており、窓クリーナーは油膜をとる成分があるので、一瞬で窒息するそうです。ちなみに、うちはWindexではなく違う名前の製品だったのですが、効果抜群でした。
キッチン周りの蟻の駆除の場合は食器用の中性洗剤がおすすめです。
蟻を巣ごと駆除
結論から言うと、ペストコントロールの人が置いて行ったベイトを使い、気長に待つ方法しかありませんでした。ちなみに、そのベイトの名前はTerro Liquid Ant Baitsというものです。
使用前にアマゾンでそれ以上に良いベイトがないか調べたところ、やはり、このTerroがレビューの数と評価でダントツだったので、結果的にそのベイトを使うことにしました。
ベイトの使い方
蟻が発生しているエリアにベイトを置くだけです。あとは放置。効果が期待できる期間は、アマゾンのレビューでは2~3週間くらいが多く、早い人で2~3日、遅い人で1ヶ月と、かなりまちまちでした。うちは2週間くらいかかりました。
ベイト仕掛中の状況
ベイト使用中はありったけの蟻が群がります。気持ち悪いの一言です。
しかし、その蟻には餌を巣に持ち帰ってもらわなければならないので、放置するしかありません。そして2~3日後には蟻の量もだいぶ減ってきます。
僕はこの時既に蟻の駆除は終了したと勘違いしたのですが、実はまだまだ時間がかかります。ベイトには3ヶ月くらい放置して使用できるようなことが書いてあるのですが、とりあえず新しいベイトに変えたところ、また大量の蟻がベイトに群がっていました。
ベイトも開封後のフレッシュなものが効きが良いようなので、ベイトは2~3日ごとに変えたほうが良いと思います。
最終的にはベイトを置いても蟻が来なくなります。そして、ようやく蟻駆除が完了です。
使用中のベイトに群がる蟻を見たい方
どうぞこちらから。少し気持ち悪いので、苦手な方はご遠慮ください。
これでもだいぶ蟻が減ってからの状況写真です。そして、このベイトの周りもすごいことになっていました(笑)
後書き
蟻ってやっぱりどこの国でも発生して困りものです。僕の印象からすると、アメリカの蟻って暑くなると水場に発生する印象が強いです。
このベイトを利用してからは大量発生に悩まされることもなく、翌年も被害が出ることはありませんでした。