今日は洗面台の下にあるシャットオフバルブについてちょっと書きたいと思います。かなり需要が低いコアな情報って事は知ってます(笑)
でも、知っておくといざという時に便利なので情報共有的な感じで書きます。
スポンサーリンク
シャットオフバルブの予備知識
何それ?
Shut Off Valve (シャットオフバルブ)は水道の下にある水の元栓です。ここから蛇口につながっていて蛇口をひねると水が出てきます。ちなみに通常は左が水で右がお湯です。
で、用途はと言うと洗面台を取り替える際等に水の元栓をしめるのに使います。って、家によってはシャットオフバルブがついていない家もあり、その場合は家に来ている水道の大元の元栓をひねらないと水が止められません。
え、私、そんな情報必要?
たぶん必要無いかもです(笑)でも、いざ洗面台を替えようとした時に、このシャットオフバルブが腐食していて回転しなかったり、ハンドル内のかみ合わせが悪くて空回りして水を止められないと結構困ります。ちなみに、腐食は英語でCorrodedと言います。
できれば1年に1回はハンドルをひねってちゃんとシャットオフバルブが機能することを確認したほうが良いです。
ひねれなかったら?
温めたりとか、WD40(油)をさして放置してみて何とかひねれるかもです。もし機能すればちゃんと掃除すればそれでOKです。ただ、ハンドルが空回りする時はもう取り替えないとだめです。大体のシャットオフバルブのハンドルにはスクリューがついていますが、それをしめたところでほぼ意味なしです。
って言うのも、ハンドルの内側にはプラスチックの部分があって、空回りしている=プラスチックが摩耗して元栓をひねれないって状態です。ま、うちもそんな感じでした(笑)
シャットオフバルブを付け替える
意外と簡単に付け替えれます。で、それも、技術力もほぼ必要ないです。条件が整えば5分で終了です。
手順
手順というかやる事は
① 家の水道の大元の元栓をしめる
② 水道管をシャットオフバルブのギリギリ手前でで切り落とす
③ 新しいシャットオフバルブを付ける
の3つだけです。そんな簡単にできる?って思うかもですが、簡単です。
ただ、シャットオフバルブと壁までの距離が短い場合は壁をぶち破らなければ今ついてるバルブを切り落とせません。なので、手軽さは落ちますが、壁の修理は以前書いた記事を見れば何とかなると思います。
ま、アメリカってバスルームをペイントする時とかに洗面台の裏はペイントを塗らなかったり、水が詰まったら排水管の周りを適当に切り落としたりとかなり雑な仕事をする人が多い(ま、ローカルの業者でもそんなところが多い)ので、自分で切り取るからうまくできるかなぁとか気にしなくてOKです(業者に金払って適当にされた時のがっかりが半端ないし)。
必要な物
必要な物は下記の4種類だけです。
- 水道管を切り取る専用のカッター
- コンプレッションタイプのシャットオフバルブ
- プライヤー(ペンチ)
- テフロンテープかシーラント
なんか身近な物じゃないんですが、どれも安いです。水道管を切り取るカッターはアマゾンで10ドルくらいで出ています。僕はRidgidのものを買いました。ほとんどの水道管は3/8か1/2のコパーパイプなのでこれがあればいけます。
次に重要なのがコンプレッションタイプのバルブです。これがあれば溶接とかの必要がなく、ぎゅっとしめたらそれで終わりです。BrassCraftってメーカーがポピュラーで10ドル以下で買えます。これはホームデポで買えます。
で、プライヤーはある程度の大きさのが2つあればなんでも良いと思います。が、排水のトラブルの対応の時にも便利なので、2.5インチくらいまで扱えるPipe Wrenchを一つ持っていると便利です。ただのレンチなのに地味に高いですが。
最後にシーラントかテフロンテープです。どっちでも良いんですが僕はシーラントを使います。ま、どっちも5ドル以下で買える代物です。シーラントはThread Sealant for plumbingとかで検索すればいっぱい出てきます。
じゃ、やってみる
古いバルブを切り落とす
ウチは壁ぎりぎりにバルブがあったので壁を切り取りました。先ほどの写真の通り、だれがいつインストールしたのかわからん感じでひどかったのと、バスルームのリニューアル中だったので一切ためらわずにザクっと行きました(笑)
これがアメリカ一般家庭?なんですかね。
と、手順に戻りますが、まず家の水道の大元の元栓をしめます。
それからパイプカッターをくるくるして切り落とします。力は必要なく、ぎゅっと回したらねじを締めてまた回すってのを何回か繰り返せば1分ぐらいで切れます。特に手が痛くなるような事もないくらい簡単にできます。
水道の大元の元栓が閉まっていても切り落とした後は水がタラっと出てくるので、バケツは必須です。
バルブを付ける
これも簡単で、水道管につなげるネジの部分にシーラントを塗ってプライヤーとかレンチとかでぎゅっと締め上げるだけです。
これで出来上がりです。出来たらいったん水を出して水漏れがないか確認してください。
って、うちは洗面台交換のために壁も壊して大がかりにしましたが、パイプの長さが壁から十分にある場合は洗面台つけたままでもできる作業です。
後書き
本文中でも書きましたが、今バスルームの改装中なんです。って、以前にシャワールームをホームデポにリノベしてもらった話を書きましたが、クオリティーが低かったので今回はトイレだけなので自分でやっています。
で、本当は自分で交換できてインストールの難易度も低い洗面台のリニューアルについて書こうと思っていましたが、そうなってくるとウチみたいにシャットオフバルブが死んでる家もあるかもって思ってまずはシャットオフバルブから説明した感じです。
なので、需要が低いかもですが、お許しを~