数カ月前にKohl’sでソニッケアのダイアモンドクリーン(電動歯ブラシ)を買ったと書きましたが、今日はアメリカの歯磨き粉について紹介します。
日本とアメリカでは成分表記が違うので、歯磨き粉の選び方の参考にしてみてください。
ちなみに、僕は長年ダイアモンドクリーンのシリーズの電動歯ブラシを使い続けており、近いうちに歯ブラシの事や歯並びについてとか書こうかなと思っていました。
ところが、僕も良く見る「アメリカの情報がびっしり詰まった素晴らしい某ブログ」に既にデンタルケアについての記事が上がっていたので、その辺は僕が書くより下記のリンクからそちらを参考にされた方が良いと思います。
参考:リブアメ – Living in Americaの記事
さて、余談が長くなりましたが、選び方やおすすめを紹介したいと思います。
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理想の歯磨き粉
めんどくさい方はこの辺は吹っ飛ばしてください(笑)
アメリカのおすすめの歯磨き粉を紹介する前に、歯磨き粉にも色々種類があり、どんな歯磨き粉を僕が理想としているかを紹介します。
僕が理想としている歯磨き粉は日本で使っていたチェックアップスタンダードです(最初は単純には医者にすすめられてそのまま使いだしただけです)。
たぶん今でもこの歯磨き粉が一般層向けには日本では最強だと思います。そして、このチェックアップスタンダードが最強だと信じていた理由は下記の4つです。
低発砲
僕は電動歯ブラシを使っているので、低発砲の歯磨き粉でないと口の中でもごもごしてしまいます。普通の歯ブラシの場合は特に意識する必要もないと思います。
低研磨
歯磨き粉で銀とかを磨くとピッカピカになりますが、ご存知の通り歯磨き粉には研磨剤が多く含まれているからです。
電動歯ブラシでぎーっとやると、いっぱい削れてしまいそうなので、低研磨の物が良いです。
高フッ素
フッ素濃度が高いのは危険という話も聞きますが、僕がこの歯磨き粉を歯医者にすすめられた時はその程度のフッ素なら大丈夫だよとのことでした。
日本では高フッ素と呼ばれるものはだいたい1000ppm以上*の物ですが、欧米では1000ppm~1500ppmくらいの濃度は当たり前です(国際基準は1500ppmまで)。
フッ素によるメリットは口内の細菌の活動をおさえて、歯のエナメル質も守って、ムシ歯になりにくくします。
気を付ける点としては6才くらいまでは高フッ素の歯磨き粉は使用できないというくらいです。
*日本でも2017年3月には厚生労働省により歯磨き粉に含まれるフッ素濃度が国際基準に近い1450ppmまで引きあがり、チェックアップスタンダードも今までの濃度の上限1000ppmから1450ppmに変わっていました。
価格
チェックアップスタンダードは1本500~600円くらいです。なので、なんかすごそうな2000円とかする歯磨き粉とは違ってお手頃です。やはり安価な歯磨き粉でないと良くても毎日使うものとしては選定できません。
僕のアメリカでの歯磨き粉探しの基準は、このチェックアップスタンダードに替わる低発砲、低研磨、高フッ素、安価の4要素がきっちり満たされたものです。
アメリカの歯磨き粉の成分表の見方
めんどくさい方はこの辺も吹っ飛ばしてください(笑)
僕がおすすめするだけではなく、成分表から自分の好みの歯磨き粉を見つけられる方のために、歯磨き粉の成分表の見方も紹介します。
成分表なんて歯磨き粉の裏を見れば良いんでしょ?とお考えの方、その考え、虫歯になるほどあまいです!僕もそう思っていましたが、まず、低発砲とかは、表記していないので使ってみなければわかりません。。。
良く調べて自分に合った最強の歯磨き粉を見つけてみてください!
研磨剤の表記
研磨剤の事はAbrasiveとかPolishing Agentとか呼びます。
そして、日本の様に歯磨き粉に「低研磨」とは書いてない事がほとんどです(たまにLow Abrasiveとか書いてあります)。
なので、低研磨を選ぶ場合は、ネットで調べる必要があります。その際、研磨剤の量を数値化するものとしてRelative Dentin Abrasivity (RDA)というものがあります。
このRDA値が大体70以下の物が低研磨と呼ばれる部類で、100を超えると高い数値としてみなされます。また、国際的にはRDAは250がリミットのようで、日本ではほとんどの歯磨き粉が150以下です。
ネットで買おうとしている歯磨き粉名とRDAというキーワードで検索してみてください。メーカーのオフィシャルな数値が公開されていないものも、どこかの研究所のデータとかが見れると思います。
フッ素の表記
フッ素は英語でFluorideと呼びます。
日本ではフッ素の量はppmで表記されます。しかし、アメリカではフッ素の量は%(1ppm = 0.0001%)で表記されています。そして、ほとんどのフッ素の歯磨き粉は大体7.6%か2.4%という表記になっています。
ただ、間違っても0.76% = 76,000ppmや0.24% = 24,000ppmという事ではなく、0.76%の物は「モノフルオロリン酸ナトリウム(Sodium monofluorophosphate)」と書いてあり、実際にppmに直すとだいたい1000ppm程度です。そして、0.24%は「フッ化ナトリウム (Sodium fluoride)」のことで、1100ppm程度です。
というか、フッ素系の物であれば、アメリカの歯磨き粉はどれもひと昔前の日本の高フッ素の歯磨き粉と変わらない量が入っています。
おすすめはこれ!
前置きが長くなり過ぎましたが、ようやくここにたどり着きました。
ここで僕が紹介するのは日本で使っていたチェックアップスタンダードに変わる代替品的なもので、僕は歯の専門家でもないので、あくまでも低発砲、低研磨、高フッ素、そして値段が安いものを紹介します。
Arm & Hammer Peroxicare
僕がおすすめするのは「Arm & Hammer Peroxicare」です!
Arm & Hammerと言えばベーキングソーダのメーカーですが、これがおすすめです。一応ペルオキシドと言っているだけあってホワイトニング効果もあるっぽいです。
使用感としてはそこまで低発砲感はしないものの、もごもごはしません。
味はちょっとしょっぱい塩歯磨き粉っぽい感じで、濃い味です。ただ、なぜか後味はミントっぽくてすっきりします。味的には好き嫌いがはっきりと分かれると思います。
そして、研磨剤の数値もRDAが50前後で、フッ素も1100ppmほどあります(アメリカでは普通の部類)。一番重要な価格も1つ3ドルくらいで、身近なお店で買えます。この値段なら常用の歯磨き粉として使えます。
Colgate Cavity Protection
2つ目のおすすめはColgateのCavity Protectionです。
どっこでも売ってる歯磨き粉ですが、とても優秀です。一応RDAも70前後で、さらにフッ素も1000ppmあります。
2ドル以下で買える歯磨き粉としてこだわりのない方はこのColgateが一番お勧めです。
味はアメリカの歯磨き粉にしては薄味で、すっきりとしたミント感も少ないものの、薬っぽい昔の歯磨き粉を希釈した感じです。特に不快を感じることはありません。
マイナス点は少しだけ泡々するので、電動歯ブラシだと口の中がもごもごしてきます。
歯ブラシについて
電動歯ブラシの勧め
僕がおすすめするのはフィリップスから出ているソニッケアのダイアモンドクリーンです。最近のはスマホのアプリで歯磨きの質もチェックできるようになっています。
このシリーズの物を買っておけば間違いないです!というか、もうこれを買ってからは普通の手動の歯ブラシには戻れません。僕の持っている生活用品の中では高額な商品の部類ですが、それでも払う価値のある商品で、これでもかってくらい友人、職場の人にすすめてきました(笑)
今まで手でしか歯を磨いたことない人は、この歯ブラシで歯を磨くと、歯のつるつる感の違いに驚くことになると思います!さらに微妙な振動で30秒ごとに時間経過も教えてくれます。ワンセクション30秒でぶーっと震えて、上下左右の4つのセクションが2分で磨きおわります。
そして、この商品の良いところは、耐久性もあります。僕は最初に出た時(5年位前)に買ったものが今も現役で動いています!
その他
これは日本から持ってきたものですが、水圧で歯間をきれいにするものもあると便利です。でも、たまにしか使わないので、なくても良いですが、電動歯ブラシで歯を磨いた後にたまに使うとすごく気持ちいいです。
アメリカではマウスジェットウォッシャーと呼ばれ、大体50ドル前後で色々なメーカーから出ているので、僕のように口が臭い人にはおすすめです。
間違っても先日紹介したリョービの高圧洗浄機で口を掃除しないようにしてください(笑)
CVSとかワルグリーンといったお店で店頭でも買えます。
後書き
日本の感覚より、外国の人は歯を結構気にします(そのわりに歯磨きはしないやつも多い)。
僕は仕事で色々海外の人と接する機会が多かったので、いつの間にかすごく歯を意識するようになりました。そして、歯医者が嫌いでできるだけ行きたくないっていうのも理由の一つです。
なので、最低限、歯はきれいに保とうと心がけています。
日本だと、保険を使えば3000円ぐらいで歯のクリーニングもしてもらえるので、これからアメリカに来る人は一度歯医者さんでクリーニングしてもらってからくると良いと思います。
皆さんもしっかり歯磨きして歯をきれいに保ってください。
で、何気にじっと見られなきゃわからない程度だとおもいますが、僕も歯並びは良い方じゃないんです。