アメリカってペットボトルの水を飲んだり、缶に入った炭酸水を飲んだりする機会がとても多いです。セールの時はディスカウントストアで350mlのコーラが12本入りで3ドルくらいで買えたり、炭酸水や水はもっと安く、僕は結構な量をまとめて買います。
そこで、今回はそういった缶やペットボトルのリサイクルについて紹介します。かなりため込むと、結構馬鹿にならない額でリサイクルの払い戻しを受けれます!
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カリフォルニアのリサイクルって?
カリフォルニアではリサイクル可能な容器に入った飲み物を買う時に、California Redemption Value(CRV)も商品の料金に含まれています。そのため、リサイクル対象の飲み物の容器をリサイクルセンターに持っていくと、CRVの払い戻しを受けることができます。
何がリサイクルできる?
ほとんどの缶、ペットボトル、瓶、プラスチックの飲み物の容器がリサイクルできます。ただ、ワインボトルやミルクカートンはリサイクル対象外だったりと、規定はあります。
基本的に対象外のものは、購入時にCRVを徴収されていない物のため、払い戻すものがないからです。
何の飲み物はOKとかの詳細は州のホームページにも記載されていないのですが、このページの真ん中らへんにあるPDFにだいたいのことが記載されています。
というより、缶やペットボトルの飲み物ならほぼほぼ全部OKです。そして、わからない場合は、容器にCRVのマークがあるかを確認してください。CRVのマークがあればリサイクルができます。
そして、「実際に行ってみた」の項目で説明しますが、僕が行ったような大きなリサイクルセンターなら、係りの人が対象じゃないものは計量時に弾いてくれます。
金額は?
容器・素材別の1lb(ポンド)当たりの払い戻しレートは下記の通りです。毎年アップデートされるようですが、大幅な変更は無いようです。
- アルミ缶:$1.6/lb
- ペットボトル:$1.24/lb
- 瓶:$0.102/lb
- プラスチック:$0.57/lb
レートを見ていただいてもパッとしないと思いますが、相当量持っていかないとまとまった払い戻しが受けれません。ちなみに、1ポンドというと、こちらで一般的な12fl oz(350mlくらい)のアルミ缶で約30個くらいです。
どこでリサイクルできる?
リサイクルできる場所、意外と多いのでびっくりします。
リサイクルの場所は「Beverage Container Recycling Centers」と呼ばれ、カリフォルニア州のサイトから探すことができます。下記のリンクから入ってZIPを入力すると周辺のBeverage Container Recycling Centersを見つけることができます。
場所を探す:Beverage Container Recycling Centers
実際に行ってみた
ここ最近とにかく缶やペットボトルを集めました。
外出先で飲んだジュースもしっかりごみは家まで持って帰ってきて、さらに、家族にも同じような指示を出しました。
すべてはブログの為カリフォルニアのリサイクル活動に貢献するためです(笑)
ステップ① 缶はつぶす
缶はかさばるのでつぶしておきましょう。じゃないと、車にいっぱい積めません。僕はしっかりフミフミしました。
ステップ② リサイクルセンターへ向かう
リサイクルセンター内の駐車場では空いているところに適当に車を止めますが、リサイクルしてもらう場所からあまり遠くに車を止めると、缶などを運ぶのが面倒です。
僕はRecycling Center Details for CR&R Incというリサイクルセンターに行きました。
ここは大きいリサイクルセンターでおすすめです。
ステップ④ かごに缶などを入れる
到着したら、リサイクルセンターにある大きなかごに種類ごとに飲み物の容器を入れていきます。基本的には、缶、瓶、ペットボトル、その他のプラスチック容器と4つに分ける感じです。
ステップ⑤ かごを計量
大きなかごに容器を移し終えたら今度は各かごの重さを量ってもらいます。この時、知らずにかごの中に入れてしまったリサイクル対象じゃない容器は係りの人が弾いてくれました。
図り終わったら計量のレシートをもらいます。
ちなみに僕が持っていったものの計量結果は下記の通りです。
- 缶:19.9ポンド
- ペットボトル:8.7ポンド
- 瓶:8.7ポンド
- その他のプラスチック:3個
なぜか「その他のプラスチック容器」は重さのポンドではなく、個数的な表現のEaとなっていました。
ステップ⑥ CRVを払い戻し
さて、計量が終わったらレシートをもってカウンターに行きます。カウンターではレシートを見せると、金額を教えてくれて、払い戻し(現金)をその場でもらうことができます。必要なものは特になく、払い戻し受け取りの署名をするだけでした。
ちなみに、僕は何と、$47.68も払い戻しを受けました!主に缶のリサイクル料金(30ドルちょっと)なんですが、頑張って10キロ近い空き缶を貯めた甲斐があります(笑)
そして、リサイクルセンターで要した時間は10~15分程度です。主にかごに容器を移し替える作業に時間がかかったのと、計量で5分くらい待ちました。
リサイクルのコツ
リサイクルのコツというか、家で飲み終わった缶やペットボトルの容器の保管方法についてです。
飲み残しは完全に捨てる
飲み終わったら容器に残った飲み残しは完全に捨てるようにしましょう。重さ云々ではなく、飲み残しをそのままにしてゴミ箱に入れると匂いがすごいです。さらに、車に入れて持ち運ぶ時にタラッと垂れたら最悪です。
フタは重要
大きなプラスチック製のごみ箱に空き缶をためますが入れますが、蓋つきの物の方が良いです。家の中だと間違いなくコバエがたかります。うちは外に置いていますが、軒下に置いているならまだしも、予期せぬ雨でゴミ箱に水がたまると、めんどくさいです。
ちゃんと分けておく
これは当たり前ですが、飲み終わって捨てるときに缶、瓶、ペットボトルと分けるようにしておいた方が、後々たまってから分けるよりは全然楽です。
後書き
前々からリサイクルの事について書きたいなと思っていて、今回ようやく書くことができました。いつも通りに缶やペットボトル飲料を飲んでいて、これだけの払い戻しを受けれるってなんか得した気分になります。
僕はお酒はほとんど飲まないですが、毎晩缶ビールで晩酌するような方は、リサイクルの払い戻しで居酒屋に行ってみたりするのも良いと思います。
飲み物の容器は捨てずにリサイクルしましょう!