カリフォルニアでは頻繁に火災が起こります。
カリフォルニアファイアーデパートメントによると、2016年は年間5,762件*の火事で、被害エリアは 147,373エーカーだそうです。そして今年は9月24日時点で既に5,500件*の火事で、被害エリアは 232,326エーカーとなっています。
*火事の件数は山火事以外も含まれます。
昨日も、コロナエリアで火事が起こり、その横を走る高速道路91番は大渋滞をしました。コロナの消防署によると、約2000エーカーが焼けたそうです。よくある例えで行くと、東京ドーム約180個分のエリアが焼けたことになります。
僕が以前、テメキュラの山奥に住んでいた時は、冬になると時おり任意の避難勧告がでたり、強制避難も経験したことがあります。
これからの時期は特に火事が多くなるので、火元には気を付けてください。
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カリフォルニアの火事について
なぜ火事がそんなにおこるの?
まず、第一の理由は乾燥と風の強さです。カリフォルニアは、日差しが強く夏でもそんなに汗をかかないくらい乾燥しています。そして、山の近くは風も強いので、特に山火事が起こりやすい条件を完全に満たしています。
何が原因で火事が起こる?
山火事に言及すると、2015年のカリフォルニア州のレポートを見ると、3,231件の山火事がカリフォルニアであり、火災原因が不明のものが23%の中、8%が放火によるものだそうです。また、キャンプ時の火災が4%も占めているのには少し驚きました。
タイムズ紙の記事によると、山火事の10件のうち9件は直接的な原因が人間にあり、自然災害ではないと言及しています(放火以外でもキャンプ、商業地区での火災等)。タバコの消し忘れもあるようですが、カリフォルニアではわずか1%だった模様です。
自然火災・サンタアナ風?
カリフォルニアにはサンタアナ風というものがあります。これは、春や秋に、東部の砂漠地帯から海岸部に向けて吹く風で、シエラネバダ山脈とロッキー山脈の間で作られた気圧差から生じる風です。この風が吹くと一気に湿度が下がり、また熱気がやってきます。この風が原因で起こる自然火災も少なくないそうです。
もし近所で火事が起きたら
テレビやラジオ、インターネット、ツイッターなどで情報を得るようにしましょう。近所で火事が起きると、空一面がグレーに変わり、異様な雰囲気に包まれます。
この記事の本項目のみ、10/10/2017にアップデートしているのですが、10/9にAnaheim Hillsで火事がありました。僕の住むアナハイムからはかなり距離があるので、うちは何も問題はなかったのですが、外は煙たく、灰が待っていました。
最近はスマホに警告が流れるので、緊急避難の警告が出たら、速やかにそのエリアから外へ避難してください。Mandatory Evacuationとは強制非難のことです。
カリフォルニア・火事のマップ
現在進行形の火災マップです。
なんかの試験に出そうな火事の英単語
- Wildfire:山火事
- Arson::放火
- Evacuation:避難すること
- Vegetation:草とか木の台地
- Debris burning:Vegetationとかゴミ溜めが燃える火事
- High Wind:強風
- Contained:消化した(5% Contained – 5%消化完了)
注意:上記は僕の解釈です。
後書き
偏ったソースを断片的に出して、「誰が悪い」と決めつけるようなメディアの書き方はあまり好きではないのですが、これからの時期、山でキャンプする時は、火の扱いには気を付けましょう。
郊外を車で走ると分かる通り、カリフォルニアはすごく燃えやすそうな台地が広がっています。一旦燃え出すとブゥワ~ッと火が広がってしまうかもしれません。
電線が火花を放っていたり、小さな火を見つけたら、すぐに消防署に連絡しましょう。最後に、緊急の際の電話番号は911ですので、お忘れないように。