カリフォルニアの生活では運転免許証は必須アイテムです。
学生時代の話ですが、バスで学校へ通っていて、初めて夜のクラスに出席したときのことです。夜のクラスが終わってバス停へ。何時もの通りバスに乗り、乗り継ぎのバス停で下りました。ふと、時刻表を見ると「あれ、バスがない。」
その後8マイルを歩いて帰りました。夜の一人歩きは危ないので、マネしないでください(笑)。
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免許はどこでとるの?
近くのDMV (Departent of Motor Vehicles)でとります。筆記試験と実技の2つの試験を受けます。DMVで免許証の申請用紙を記入して、30ドルくらい払うと、その日に筆記試験を受けることができます。
僕の住むオレンジカウンティーでは、スタントンのDMV(Stanton DLPC)が運転免許専門で、予約ナシで免許試験を受けれます。もともとスーパーオートバックスがあった場所です。
スタントンのDMVも、朝一番で行ってもすごく並んでいるので、半日以上潰れることを覚悟していってください。(特に月曜日はすごく混んでいます!)
ちなみに、他のDMVは予約もできますが、オレンジカウンティー周辺のDMVの予約はほとんど1カ月以上先の予約しかできませんでした。
持っていくものは?
パスポートとビザに加えて、カリフォルニアに住んでいることを証明するドキュメントが2つ必要になります。証明するドキュメントはこちらのリンクを参照ください。
学生の場合は、確か学校からドキュメントがもらえたような気がします(あまり覚えていないのですみません)。しかし、僕が学生時代に免許証を取得した時は、特別苦労してドキュメントをそろえた記憶はないので、心配しなくても、手持ちのドキュメントで何とかなると思います(再びいい加減ですみません)。
筆記試験の前に申込用紙の記入
まず、免許証の申込用紙に必要事項を記入します。これはDMVの入り口付近にあるので、すぐわかります。僕が行った時には、DMVの入り口に係員が立っていて、DMVに来た理由を聞かれました。そこで「免許証取得」と伝えると、申込用紙をくれました。
免許証の申込用紙には身長や体重を記入する場所があります。センチメートルやキログラムではなく、フィート&インチ、パウンドで記入するので、事前に自分の身長体重をアメリカ式の単位で覚えておくと良いと思います。(記事:分かりづらいアメリカの単位を頭の中で変換する方法)
また、髪の毛や目の色を記入する場所があります。髪の色は一目瞭然ですが、目の色は念のため確認しておくと良いと思います。特に男性で目が良い人は、自分の目をしっかり鏡で見たことがない人もいると思います(僕だけかな?)。てっきり黒だと思っていたら、受付で「どう見てもライトブラウン」だと指摘され、嘘は書かないように注意されました(笑)
受付から試験まで
1. 総合受付をする
申込用紙の記入が終わると、まずは総合受付のラインに並び、持参した書類と申込用紙を提出します。そこで、書類と申込用紙の記入事項の大まかなチェックをされ、問題がない場合はチケットをもらい、次のカウンターでそのチケット番号が呼ばれるのを待ちます。
2. 書類の精査、支払い、視力検査
次のカウンターでは受付した書類の精査をし、視力検査をします。視力検査は日本の「C」とは違い、天井からぶら下がっているボード上にあるアルファベットの列を読み上げる形になります。問題がなければ、30ドル(くらい)を支払、免許証取得のためのA5程の大きさの受付完了用紙をもらいます。これは、視力検査や筆記試験の時に提出するので、大事にしてください。
僕は、書類は揃っていたのですが、グリーンカード申込関連の書類を使用したら、書類の公証(Notary Service)が必要になると言われ、ここであえなく免許証取得を断念しました。受付では問題ないといわれても、書類によってはここで、弾かれる場合があります。その後UPSに公証してもらい免許証を取得できました。
3. 証明写真
さて、目の検査が終わると、証明写真をとります。流れ作業なので特に気にせず、写真のコーナーに行き、先ほどもらったA5程の紙を見せ、写真を済ませます。
筆記試験は簡単?合格ラインは?
ようやく筆記試験です。ここまでに僕は2時間くらいかかりました。
日本の運転免許試験に比べれば全然簡単です。筆記試験は例え不合格でも追加料金ナシで3回まで受けることが可能です。日本語版も用意されているので、英語に自信のない方でも受けることが可能です。
試験の問題については、試験を受ける1~2時間前にGOOGLEで「カリフォルニア、運転免許、試験、問題」等のキーワードを日本語で調べ、問題集を見ていけば、合格できる程度の簡単なものです(1回落ちても、3回まで試験を受けれるので安心してください!)。
気になる合格ラインは、初めて免許証を取得する方は6問まで間違えることができます。3回不合格だと、また30ドルを払い、受けなおす形になります。
合格後は、仮免許を発行してもらえます。実技試験を合格するまでは、この仮免許があれば、18歳以上のカリフォルニアの免許を持っている同伴者がいれば運転可能です。
そして、筆記試験後は実技試験の予約をして家に帰ります。
筆記試験での注意
筆記試験は3枚の紙を渡されるのですが、確か、1枚目は片面印刷なのに、2枚目か3枚目は両面に出題があります。僕は全て片面にしか出題がないものと勝手に思い込み、片側しか回答せずに答案用紙を提出するラインに並びました。そして、列で待っている途中にそのことに気づきました。
「やばい」と思いながらも、試験の列の整備をしているお兄さんにとりあえずその旨伝えると、鉛筆をくれて、再度回答を記入するチャンスをくれました。
皆さんは気を付けてください。
実技試験
日本で運転免許証を持っている方は特にドライビングスクールに通う必要はないと思いますが、持っていない方は、5~600ドルくらいの金額で運転練習ができるので、安全のためにもドライビングスクールに通うことをお勧めします。
日本で運転をしていた人は、実技の試験はガイドラインに従うというより、右見たり左見たり、オーバーアクションをすれば普通に合格できると思います。
実技試験に合格すると、テンポラリーの免許証が発行されるので、正式な免許証が届くまでの間はその紙を持っていれば運転できます。正式な免許証は合格後2~3週間後に送られてきます。
難易度も別に難しくはないです。よく、語学学校内とかでは「難しいよ!」的な話が出回っていたりすると思いますが、そんなことは無く、普通に運転すれば何にも問題ないです。
過去にカリフォルニアの運転免許証を所持したことがある人
僕は、数年前に期限が切れた免許証がありました。再度免許を取りに行く場合は、古い免許証も持参すると良いと思います。持っていなくてもパスポート番号から昔の免許情報を引っ張り出してくれますが、時間がかかる場合があります。
いずれにせよ、過去の免許証の所持を調べるので、新規のフリをすることはできません。
そして、免許申込は新規ではなく、更新扱いになります。この更新扱いの場合は、なんと筆記試験は3問までしかミスが許されません。(出題される問題は全く同じものです)
その代わりと言ってはなんですが、実技試験試験は必要ありません。筆記試験に合格すると、その時点で「ハイ、免許おめでとー!」と言ってもらえます。
そして、テンポラリーの免許証をもらうことができます。正式な免許証は合格後2~3週間後に送られてきます。
テンポラリーの免許証について
免許取得後、正式な免許証が届くまでは、テンポラリーの免許証があれば運転できます。しかし、テンポラリーの運転免許には証明写真もなく、IDとしては使用できないです。何を意味するかというと、万が一警察に止められた際、そのテンポラリーの免許証が自分のものであるという証明をことすら困難です。
そのため、テンポラリーの免許証で運転する場合は、そのテンポラリーの免許証が自分のもである証明をするめにパスポートも所持すること強くをおすすめします。
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