アメリカのレストランはテーブル会計が一般的です。食事が終わったら、サーバーにお会計を伝え精算します。
今日はチップの計算や払い方をまとめましたので、ご参考になればと思います。
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レストランのシステム
アメリカではレストランの入口に受付の人がたっています。この受付で人数を伝え、テーブルに案内されるまで待ちます。テーブルに案内されて少しすると、担当サーバーが、「ハーイ!」的な感じで自己紹介するので、軽くやり過ごしてください。その方があなたのテーブルを担当することになります。
会計の手順
食事が終わったら担当のサーバーに「Check Please」と言ってお会計をお願いします。すると、下記のようなフォルダーを持ってきてくれます。
フォルダーの中に明細があるので、それに合わせて支払をする形になります。写真のレシートだと、食事代は「$37.69」です。
チップの金額
先ほどの写真を見ていただければわかる通り、最近ではチップの金額目安もレシートに書いてあります。一般的なファミリーレストランのディナーは税抜きの金額の15~20%くらいが相場だと思います。
写真だと、チップの目安が下記のようになっています。
- 15% of Total = $5.25
- 18% of Total = $6.30
- 20% of Total = $7.00
もちろんサーバーが適当でやる気がなかったら少し少なめにしますし、対応が良かったらちょっと多めに払います。ただ、レストランのチップは1セント単位で計算するのはあまりスマートではないので、おおざっぱな計算で十分です。
現金でチップを払う場合は小銭は嫌がられるので、僕は1ドル単位で繰り上げ、もしくは繰り下げて払います。クレジットの場合は特に気にしなくてもよいと思います。とにかく支払いをする時に小銭を渡さないようにすればOKです。
現金で精算する場合
食事代と合わせてチップも一緒に払う場合
この場合は、必要な分の現金をフォルダーに挟んで終了です。そのまま店を立ち去ってもOKです。
例えば、僕の場合、料理が$37.69なので、チップ($6.31)と合わせて$44をフォルダーに挟む形です。チップが$6.31と1セント単位になってしまいますが、挟む金額に小銭が混ざらないようにしています。
食事代だけ先に払い、その後にチップを払う場合
この場合は、フォルダーに食事代を挟んで、サーバーが近くに来たら渡します。もしくは、テーブルの上に置いておくとフォルダーを取りにサーバーが来ます。その際に「Can I have change?(お釣り下さい)」と言います。「a change」でも「changes」でもなく、「Can I have change」と言います。
その後、お釣りを持ってきた後、チップをテーブルに残して立ち去ります。
例えば、手元に$100札を持っている場合は、その$100札をフォルダーに挟み店員に渡します。そして、お釣りとして$62.31($100 – 食事代$37.69)をもらいます。その後、$6または$7をチップとしてテーブルに残していきます。
クレジットカードで精算する場合
食事代の精算
クレジットカード支払いの場合はとりあえずフォルダーにクレジットカードを挟んでサーバーに渡すか、サーバーがフォルダーを取りに来るのを待ちます。
クレジットカードの仮精算後、またそのフォルダーを持ってきてくれます。フォルダーの中には「Guest Copy(ゲストコピー・お客様控え)」と「Restaurant Copy(レストランコピー)」という二枚のレシートが入っています。どちらがゲストコピーでどちらがレストランコピーかは、レシートの下に書いてあります。
チップの払い方
チップもクレジットカードで払う場合
レストランコピーの「TIP」の欄にチップの金額を記入します。そして、「TOTAL」に食事代とチップを合わせた合計金額を記入します。そして最後にサインをします。
サインが終わったら、レストランコピーをフォルダに残し会計終了です。その後、お店を出てもOKです。ゲストコピーはレシートとして一応持って帰ったほうが良いです。
例えば、僕の場合、TIPには$6.30と記入し、TOTALには食事代とチップの金額を合わせた$43.99と記入します。
チップは現金で払う場合
この場合、レストランコピーの「TIP」の欄には$0と記入し、「TOTAL」の欄には食事代のみを記入します。そして、チップは現金でフォルダに挟んで店を立ち去ります。
例えば、僕の場合、TIPには$0と記入し、TOTALには食事代の$37.69そのまま記入します。そして、チップとして$6か$7くらいをフォルダに挟む形になります。
領収書
アメリカでは領収書の文化はありません。レシートがそのまま領収書になります。
後書き
日本語では「チップ」と言いますが、実際は「ティップ」と発音しないと通じないです。
日本のサービスクオリティを知っている僕ら日本人にとっては、アメリカの一般的なファミレスのサービスにはチップを要求できる程素晴らしいホスピタリティーを感じれないと思いますが、ま、郷に入れば郷に従えということで、少し、多めに見てください。もちろんハイエンドなお店でサービスが素晴らしいところもありますが、その場合はもっとサービス料が高いですから(笑)