だいぶ昔に「車のバッテリー上がり」のことについて記事を書きましたが、何年か越しにまたまたバッテリーが上がってしまいました。
で、先日、ようやく車用のモバイルバッテリーを購入しました。
色々調べた結果、結局一つの商品に行きつく結果となったのでちょっと紹介します。先に言うとNocoってブランドがオススメで、僕はNOCO BoostのGB50ってのを買いました。
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モバイルバッテリー市場
まず、車用のモバイルバッテリーって何ぞやって言う人にちょっと説明します。良くスマホなどを充電するモバイルバッテリーと同じような物ですが、車のバッテリーが上がった時に車と接続してジャンプスタートができるものです。
強さ
スマホのモバイルバッテリーだと容量が大きいと値段が高いとかありますが、車のジャンプ用は出力の強さでグレードが変わってきます。
あくまでも目安ですが、僕が買ったオススメのNocoによると、ガソリン車のエンジンサイズが4L(リットル)までなら500A(アンペア)で対応でき、以後下記のようになっています
出力 A/エンジンサイズ L
- 1000A / 6.0L
- 1500A / 7.0L
- 2000A / 8.0L
- 3000A / 9.0L
ま、ちょっと余裕をもって考えても1000Aのものがあればよほどのことが無い限り対応できると思います。
もうちょっと深く話をすると、上記はバッテリーをジャンプするためのピークの電流で、これ系のアイテムはメーカーによる質の差が顕著に出ます。なので、変なメーカーのだったりすると、1000Aと書いてあっても実際の出力は全然1000Aに到達しないなんてものもあるそうです。
値段
値段はピンキリです。それこそ名前の知らないような破格のものなら1000Aが40ドルくらいから販売されています。で、名前の知れているようなブランドやバッテリー系の専門のブランドになると、1000Aのものがだいたい100ドルくらいになると思います。
ただ、僕はバッテリー系はちゃんとしたものを買った方が良いと思います。と言うのも、買ってみたは良いものの質が悪く実際の出力が足りなかったら使えません。
あと、12ボルトと言えどピークの電流は1000Aあるわけで、バッテリー上がりごときでバチバチバチバチとか言って火花が出て燃えたりなんかされたらたまったもんじゃないですから。。。。
と言うことで、ちゃんとしたものを買うなら100ドルちょっとは見ておいた方が良いと思います。
買う前に知っておくこと
この手のモバイルバッテリーは持ち運びができる点が一番のセールスポイントだと思いますが、リチウムイオン電池なので車内が物凄く熱くなるカリフォルニアでは常に車に入れっぱなしにしておくのは危険です。
なので、基本は家に置いておきます。ただ、それでも持っていると便利だと思います。
どんな時に役に立つ?
路駐している人
アパートの駐車場が使えなくて路駐している人(カリフォルニアだと良くありますよね)、これあるときっと便利ですよ。万が一バッテリーが上がってても家からモバイルバッテリーを持ってくれば誰の力も借りずに一人でその場でジャンプスタートできますから。
家の駐車場でも
僕は家のドライブウェイに車を止めてるんですが、今回は他の車が全部出てしまっていて一台だけだったのでAAAを呼びました。。。家庭用コンセントからバッテリーを引っ張る装置もあるそうですが、このモバイルバッテリーを持っていればガレージから長い線を引っ張ることなくサクッとジャンプできたことでしょう。。。
ジャンプ後も
バッテリーが上がってしまってエンジンがかからない状況に陥るのは朝一で出かけるぞ!という時が多いと思います。
そんな時にバッテリーが上がってしまってたら、今ジャンプスタートできても出先でまたバッテリーが上がったらどうしようと心配になりますよね。
言わずもがなこのモバイルバッテリーさえ持っていれば出先でも安心です。ただ、車にバッテリーをおきっぱなしにはしないように。
おすすめ
ようやくオススメを書けます。
僕が買ったのはNocoと言うブランドのNOCO Boost GB50(1500A)です。正直、1000AのGB40で十分だった気がしますが余裕をもってGB50にしました。ちなみに小型のセダンであれば500Aのお手頃なGB20でもなんとかなると思いますが、20ドルくらいの差ならGB40の方が良いと思います。
で、なぜNocoがオススメかと言うと、Nocoは1914年設立の車のバッテリー関連の老舗ブランドと言うことで、良く分からないメーカーとは安心度が違います。
最初はDewaltなどもうちょっとポピュラーなメーカーの方が安心かなとかも思いましたが、質が良いのは前提で、Nocoは桁違いのユーザーレビュー数で安定して高評価だったので、外れを引く可能性も低いと思います。
ちなみに完全なデッドバッテリーでもジャンプスタート出来るって書いてありました(なんか通常とはやり方が違うようですが、説明書に書いてあります)。
で、買ってみた
ではでは、届いてきたGB50をお見せいたします。
質が良さげ
とにかくちゃんと機能してくれればそれで充分って品ですが、開けてびっくり、まず、質感の良さにテンションが上がります(日に当たったら直ぐモロくなっちゃうようなやっすいプラスチックではないです)。
さすがそこそこのお値段するだけあるなって代物です。
出力の端子の部分もカバーを付ければIP65の防水防塵と言うことで◎です。その他普通にUSB (Type-A)で出力する事もできるし、ライトもついているので、山にキャンプなんか行くときには持って行くと便利かなって商品です。
付属品
布ケース付きで、バッテリーにつなぐジャンパーケーブルなどの車をジャンプスタートするのに必要な物はすべて入っていました。買い足すものがあるとすれば、充電用のUSBアダプタくらいでしょうけど、皆さん普通に持ってますよね。
で、日本でも発売されているものなので、説明書も多言語で書かれており、日本語もありました。
充電時間
僕の買ったGB50では2AのUSB充電だとフル充電に5時間かかります(1AのUSBだと9時間)。長いっちゃ長いですが、毎回充電するものでもないしそんなもんかなと言うレベルだと思います。GB40の方は容量が少し小さいので2Aで3時間と書いてありました。
ちなみに、充電はマイクロUSBなので、今後USB Cとかのも出てきたりするんでしょうか。。。そしたら充電時間ももっと短縮されそうです。
大きさ
地味に大きいです。が、ま、たとえバッグに入れて持ち運ばなきゃいけない事態に見舞われても、普通に持ち運べるサイズです。
パフォーマンス
一番大事なトコですよね。
でも、はい、正直に言うと使ってないです(AAAにジャンプスタートしてもらったので。。。)。ただ、先ほどどこかに書きましたが、完全に死んだバッテリーでもジャンプができるってうたっているくらいの商品だし、アマゾンのNocoのレビューでも1000Aで5.7LのV8のHemiが行けたとかもあったので、いざって時に活躍してくれると思います。
後書き
ようやく購入した商品ですが、出番が来ない事を祈ります。
って、学生時代にカーオーディオマニアの友達がいて、念のためにバッテリーのジャンプスターターを持っている人がいましたが、たしか、炊飯器ぐらいの大きさだったのを覚えています。
この大きさでおっきな車のエンジンがかけられるって地味にすごいですよね。