これからアメリカ生活を考えている喫煙者にアメリカのタバコ事情をざっくりと紹介したいと思います。それと、アメリカで禁煙を考えている人、こっちに来てからでも意外と簡単に禁煙できるよってことも紹介したいです。
って、ここに書く内容はあくまでも僕の体験による肌感覚です。
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アメリカで喫煙ってどう?
喫煙事情
アメリカってすごく嫌煙国というか、禁煙先進国的に言われていますが、僕の住む南カリフォルニアは東京23区と比べて明らかにタバコが吸いやすい環境です。
日本との大きな違いとして、タバコを吸って良いところが決まっているわけではなく、吸ってはいけないところが決まっているだけだから意外とどこでも吸えます。だから、普通の道端で吸っている分には特に何も言われる事が無いし、煙がモクモクのくさいブースの中で吸う事もありません。
ただ、どこかのショッピングセンターの駐車場とか人が集まるところではまれに嫌煙家に遭遇することもあるし、レストランの外の喫煙所でも人がいれば嫌がられる場合もあります。ま、トラブルを避けるためにそれくらいは我慢したほうが良いと思います。
電子タバコは?
アメリカはべイプって呼ばれる水蒸気をブァーってやる電子タバコの利用者が多いです。
日本ではニコチン入りのべイプリキッドの販売は禁止ですが、アメリカでは普通にニコチンが入っているリキッドも売っているし、入っていないものも売っています。
香りも良く、甘いのとかフルーティーな味があったりと結構楽しめます。
僕もここ数年は紙巻タバコじゃなくてこのニコチン入りのべイプを吸っていました(今は喫煙者数が増えないようにってニコチン入りのべイプは味や香りの規制がかかっています)。で、べイプは自分でリキッドをカスタムして吸うような物から、JUULとかMyBluのようなキットで専用のカプセルに入ったリキッドを吸うようなものとがあり、キットの物ならコンビニでもかえます。
ちなみに、もちろんこのべイプの水蒸気を嫌う人もいますが、僕の肌感覚ではなぜか水蒸気は気にしない人が多いように感じます。不思議です。

知ってた?ニコチンの入ったべイプのリキッドは、ローカルのストアで買うよりオンラインのほうが安かったりします。が、カリフォルニア在住者がニコチンの入った商品をオンラインで購入する場合はクレジットカードの請求先と購入品の届け先住所がマッチしなければなりません。ということは、日本のクレジットカードは使えません。
で、禁煙してみた
僕はここ数年はべイプを吸っていましたが、紙巻きタバコでいうと1日1箱くらい吸うレベルの喫煙者でした。そして、長い事吸っていました。そんな僕は、コロナ期間中にジムを自粛してから、軽い気持ちでタバコをやめてみようって思ったのがきっかけで、なぜか禁煙する事になってしまいました。
どうやって禁煙?
僕は禁煙しようって考えた事がなかったので、事前に禁煙に対する知識は何もありませんでした。で、なんとなく薬局で売っていたニコレットを買い、翌日からクチャクチャしてたらタバコを吸わなくても良くなったって感じです。
買ったのはお試しサイズの20個入りのやつを2mgと4mgの1つずつです。どちらも20ドルくらいなので、タバコ2箱分ぐらいです。ネットで頼まなくてもCVSとかの薬局ならすぐ買えるのでとりあえず禁煙してみよっていう方、薬局へ行ってみてください。
保険で払うとかせこく考えないでください。買ってみてとりあえず禁煙しちゃうのが一番経済的です。
さて、結果的に4mgのはほとんど食べてないから、僕ぐらいの喫煙レベルなら2mgのお試し用を1つ買えば禁煙できると思います。ま、4mgのものを買ってガムを半分に切って食べるって方法もあるみたいですけど。
ちなみにアマゾンでは160個入りのがニコレットが売っていました。20個入りよりは全然割安なので、お試し用で心配ならそっちを買ってみるのも良いと思います。
僕はガムが死ぬほど嫌いなので1日目から3粒くらいしか食べてなかったし、5日目くらいからはガムは噛んでいません。って、何が言いたいかっていうと、そんな感覚&20ドルくらいで禁煙できます。

つらい事は?
つらい事は、ニコチンの摂取量を一気に減らすと離脱症状が襲ってきます。とにかく体がマックスでだるくなって眠くなります。ぽかーっとあったかくなってぽかーっと眠くなるという感じ。この辺はガムの量を徐々に減らすとかの対応で、特に離脱症状を感じずとも耐えしのげそうです。
僕はガムが嫌いなので初日の1粒目からも離脱症状がきつい時しかガムは噛みませんでした。で、途中からは離脱症状に真っ向勝負だったんですが、耐えられなくはないです。しかし、極限状態に眠いです。麻酔打たれたかのごとく眠いです。ニコチン切れでここまで眠くなるって、逆にニコチンすげえとまで思ってしまうほどでした。
タバコを止めると感じる症状
タバコを止めるという意味が、ニコチンの摂取をやめるって事なら特にタバコをやめたことで感覚は変わらないと思います。僕はそうでした。
というのも、匂いや味の感覚が良くなるっていうのは、主に紙巻きたばこをやめた時に出る感覚の違いで、もともと匂いや味もキャンディー並みのべイプを使っている人は、やめたところでほぼ何も変わりません。
僕もその辺は紙巻きタバコからべイプに変えた時に若干感じました。
ただ、僕は嗅覚はもともとすごく鋭いので、しいて言えば少しだけ鈍ってたタバコの匂いが今まで以上に感じれるようになった感じです。ま、鼻の穴はいつも指でいつもきれいに掃除していますから(冗談)
で、味覚に関しては言いたい事がいっぱいあるんですが、脱線するのでちょっとやめておきます(笑)それより、僕だけかな?紙巻きタバコをやめた時にマジでのどが痛くなった。これがタバコを止めるうえで一番気持ち悪いです。
禁煙したい人へのアドバイス
とりあえず意志さえしっかり持っていればやめられます。で、良く徐々に減らしてやめようとする人はダメ!スパッとやめろ!って言いますが、僕は徐々にやめたほうが楽だと思います。とにかく一番つらいのは離脱症状なので、本数を徐々に減らして少ないニコチン濃度で耐えれる体にしておけばニコレットすら無しで辞められると思います(笑)
って、ま、そのニコチン濃度を減らすプロセスをニコレットで行えば、徐々に減らす必要もありませんが、僕みたいにガムが嫌いだとガムを口に入れるストレスでニコチンが欲しくなります。
ま、徐々にやめようが、スパッとやめようが、ルールを決めて例外を一切許さない意思を持てば、間違いなくやめられますよ。
後書き
えっと、ま、この禁煙チャレンジは半年前の話なんです。なので、今ではタバコがなくても余裕です。
正直なところ、離脱症状がつらい禁煙一ヵ月目のやばい時期にはもちろんタバコは一本も吸わなかったんですが、それを過ぎてからは何回か吸いました(笑)
何て言うんでしょ、2ヵ月目くらいから別にタバコを吸いたいと思わなくなったので、こんな時にタバコを吸ったら満足感はあるのかなって疑問が生じ、吸いました。で、結論は普通に満足感は味わえました。でも、別にあえて吸わなくても良いかなって感覚です。で、僕は馬鹿なので月イチでこのパターンを数回繰り返しました。
皆さまもお体を大切になさってくらはい。